SFC版との違い
DS版はオリジナルのSFC版より約14年1ヶ月ぶりとなるリメイク作品。2007年8月に『IV』『V』のDS版リメイクと共に発売が発表されたが、2009年9月に画面写真等が公開されるまで2年ほど続報が無かった。
基本的なシステムやインターフェイスは既にDSリメイク版として発売されている『IV』『V』に準拠しており、シリーズを通しての統一感が図られている。
BGMは内蔵音源だが、タイトル画面の『序曲のマーチ』のみ東京都交響楽団演奏のオーケストラ音源を採用している。
□大きな変更点・追加要素
- 会話記憶システム(おもいだす)の廃止
- 代わって導入された仲間との会話システムによるヒントの充実によってある程度補完されている。
- 仲間モンスターシステムの大幅な縮小
- スライム系モンスターを世界中から見つけ出して仲間にする方式に変更された(職業制限はない)。それぞれのスライムに仲間になるための条件があり、条件を満たせば仲間にすることができる。それに伴って、「魔物使い」は「魔物マスター」に名称変更、モンスターを仲間にする能力は失われた。
- すれちがいの館
- 前2作及び『IX』でも採用されたすれちがい通信を用いたシステム。本作では、キャラや舞台を選んで「夢告白」を作り、これをすれちがい通信で交換することが出来る。
- スライムカーリング
- 前作『V』に続いて導入されたタッチペンを使って遊ぶミニゲームが追加された。
□その他細かな変更点
- 「シエーナ」の町の名称が「マルシェ」に変更(シエーナ大聖堂と名称が被るためとされる)。
- サンマリーノの町長宅のメイド「サンディ」の名前が「メラニィ」に変更(『IX』で同名のキャラクターが登場したため)。
- 一部の町やダンジョンで、マップ構造が変更された。
- アイテムとしての「せかいちず」「ふしぎなちず」が廃止(フィールドでは上画面に常に表示した状態)、上の世界も最初は白地図で、行った場所に色が付いていく仕様になった。
- グランマーズの依頼を受けて夢見の洞窟に行く場合、ミレーユがNPCとして仲間になる。
- グランマーズがその都度次の目的地などを示してくれるようになった。
- 月鏡の塔でバーバラに最初の地点で話しかけた場合、夢見のしずくをかけるところまでがイベント化された。
- テリーの初期ステータス上昇。戦士だけでなく武闘家もマスターした状態で加入する。
- アイテム取得時のSEは『V』準拠となった。
- 戦闘時のエンカウントのSEがなくなった。
- マーメイドハープ使用時のSEが、常にフルバージョンになった。
- 空飛ぶベッド・魔法の絨毯使用時のコマンド使用が不可能になった。
- 空飛ぶベッド・魔法の絨毯で町や城・洞窟などの入り口の上を通過できなくなった。
- イベント参加や一時離脱などの際に装備品以外のアイテムがふくろ送りにされることがなくなった。
- イベントにて、ルーラの行き先に「べっせかいへ」が追加。ルーラで上下世界を行き来できるようになる。
- 戦闘コマンドの「呪文」と「特技」が1つのコマンドに統一された。一覧の表示もSFC版のような穴埋め式ではなく、空欄を詰めて表示するようになった。
- 敵のHP等のステータスが全体的に減少。ただし素早さだけは軒並み上昇傾向に。
- 敵から得られる経験値やゴールドが全体的に上昇。
- マダンテの威力が全MPの2倍分(8基準)に弱体化。
- SFC版でのバグの削除。(スライム格闘場の無敵バグ、オーガシールドバグなど)
- スライム格闘場のハンディ戦でHP、MPの最大値も半減するようになった。
- カジノのスロットマシーンのシステムが変更。
- デスタムーアの城(SFC版では「ムーアの城」)でも戦闘後BGMが先頭に戻らない。
- SFC版では他の作品とのつながりが明らかではなかったが、クリア後のあるイベントで『IV』が近い未来、『V』が遠い未来であることが明らかになった。
- ダークドレアムのイラストデザインがDQ9基準のデザインに変更された。
(ドラゴンクエストVI 幻の大地 - Wikipediaより引用)